TAZUNA– 流体制御システム –

年間消費電力コストを最大61%削減、流体制御システム
NOPフィルターポンプYTH-EPを使用することで約41%の年間消費電力コストの削減が可能になりますが、流体制御システムTAZUNAを導入することで、更に約20%のコスト削減を達成。合わせると61%を削減することができます。生産コストを搾ることで、競争力の向上を図れます。多数のマシニングセンターを稼働させている工場では、その効果は更に高まります。また、消費電力の削減によってCO2の削減にも可能。地球温暖化対策としても効果的です。
年間電気料金の比較

テスト運転での消費電力グラフ

◉運転サイクル:計80秒サイクル
無負荷(0MPa)20秒 ⇒センタースルー(1.1 MPa)20秒 ⇒無負荷(0MPa)20秒 ⇒センタースルー(1.1 MPa)20秒
◉加工する圧力の違いや、ドリル径の違いにより、省エネ効果は異なります。
◉稼働時間8h/日、稼働日数365日、電気代 ¥20/kWhで計算。
特 長
TAZUNAは、NOPが開発した自動流体制御システム(ソフトウエア)です。マシニングセンターが使用するドリル径を圧力センサを通して判定し、作業中の細かなドリルの動きに併せてNOPフィルターポンプを可変制御、圧力と流量を瞬時に調整します。不要な圧力が発生しないため、余った力を調整弁から捨てることがありません。加工精度を維持しつつ、消費電力を大幅に下げることができます。
さらに、省エネ
ドリル径に合わせてNOPフィルターポンプ内のモータを最適な速度に可変制御。大幅な省エネとCO₂削減を実現。
加工精度の向上
あらゆるドリル径に対応。最適な圧力を自動的に制御するため、加工精度が安定。
初期設定不要
ドリル自動判定システムをインストール済み。導入して直ぐに使用可能。マシニング側(ドリル別)の初期設定などの面倒なプログラミングが不要。
ワーニング機能
ポンプ能力低下、故障する前にワーニング信号を外部発信、不意のライン停止を事前検知。
一定圧力制御機能
指定圧力指令により、工具穴径、穴数に関係なく、自動的にクーラント液を一定圧力制御。
コンパクト&低コスト
インターフェイス搭載のフルセット一体型基板で、コンパクト&低コストを実現。
構成例

オンラインシミュレーション
TAZUNA®導入によるコストメリットが一目瞭然
ポンプモータ出力、稼働率を入力するだけで、従来システムとNOPフィルターポンプ+TAZUNAの消費電力比較が簡単に試算できます。
年間電力量、電気代、CO2排出量も一目でわかり、消費電力予想計算の結果は、印刷することもできます。
先ずは一度、予想計算ソフトでNOPフィルターポンプ+TAZUNAの省エネ効果を試算して見て下さい。
ドリル自動判定システム

①
アンロード(マシニング切削加工以外の状態)では、スラッジ除去運転として指定回転数で稼働します。
②
クーラントON入力後、ドリル判定回転数に変更し、ドリル穴径を判別します。
③
そのドリル穴径に最適な加工圧力、流量になるように回転数制御します。(ワーク加工中も最適な加工圧力、流量を保つように常に回転数制御しています)
④
ドリル加工が終了すると再び、アンロードに戻ります。